マジックテープのついたリハビリ靴の利便性とメンテナンス

query_builder 2025/06/18
コラム
著者:株式会社エルエーピー
18リハビリ 靴 マジックテープ

マジックテープがすぐに効かなくなってしまう…。そんな悩みを抱えていませんか?

 

リハビリ用の靴は、歩行の安定や転倒防止、そして快適な履き心地が求められる大切な介護用品です。中でも「マジックテープ」の寿命や劣化は見過ごせない問題です。実際に、着用後わずか半年ほどで粘着力が弱くなり、しっかりと固定できなくなるという声も少なくありません。

 

マジックテープ付きのリハビリ靴は保管方法の工夫や面ファスナーの正しいケア次第で、寿命を1年から2年以上に延ばすことも可能です。さらに、補修用の部品が用意されているメーカーもあるため、買い替え前にできる対策は意外と多く存在します。

 

放置すると、転倒リスクの増大や買い替えによる出費の増加につながることも。最後まで読むことで、リハビリ靴をより快適かつ安全に使い続けるための知識が手に入ります。

 

片麻痺のリハビリをサポートするパワーアシストシリーズ - 株式会社エルエーピー

株式会社エルエーピーは、脳梗塞や事故などによる片麻痺の後遺症を持つ方々の自宅でのリハビリをサポートするため、パワーアシストシリーズを開発・提供しております。このシリーズは、空気圧を利用して麻痺した手指や足首、手首の関節をやさしく動かし、リハビリ訓練を補助するロボットです。自宅で簡単に使用でき、継続的なリハビリを可能にします。製品ラインナップには、手指用の「パワーアシストハンド」、足首用の「パワーアシストレッグ」、手首用の「パワーアシストリスト」があり、各部位のリハビリに対応しています。これらのリハビリ補助ロボットを通じて、皆様の機能回復と生活の質の向上に貢献いたします。

株式会社エルエーピー
株式会社エルエーピー
住所〒243-0212神奈川県厚木市及川2-1-40
電話046-204-9343

マジックテープのついたリハビリ靴の特徴

高齢者が日常的に使用する靴には、安全性が最重要とされます。特に介護シューズでは、転倒防止や着脱のしやすさ、歩行時の安定性が求められます。加齢により筋力やバランス感覚が低下することで、何気ない段差や滑りやすい床が転倒の原因になります。転倒は高齢者の骨折や寝たきりの主要因の一つとされています。こうしたリスクを軽減するために、マジックテープを採用したリハビリ靴が現場で高く評価されているのです。

 

マジックテープ式の靴は、足の甲部分をしっかりと固定できることが特徴です。ひも靴と比べて締め付けの調整が簡単で、むくみのある足や外反母趾のある方にもフィットしやすく、時間帯や体調による足のサイズ変化にも柔軟に対応できます。また、片手でも扱える構造のため、片麻痺や手指の筋力が低下した方でも自分で着脱できることが、介護現場で重宝されている理由の一つです。

 

滑りにくいソールの採用も、安全性向上に寄与しています。多くの介護シューズには、床材を問わず高いグリップ力を発揮する合成ゴム製の滑り止めが使用されています。特に室内履きと屋外兼用モデルでは、床材の種類を想定して異なるパターンのアウトソールが用いられており、転倒リスクを抑える工夫が見られます。

 

また、かかと部分のフィット性も重要なポイントです。かかとのホールドが甘いと歩行中に靴が脱げやすく、つまづきや不安定な歩行を招きます。高機能モデルでは、かかとを包み込むような立体縫製や、履き口に伸縮性のあるパッドを採用することで、歩行時のブレを最小限に抑えています。

 

介護靴選びにおいては、見た目や価格だけでなく、安全構造がどう設計されているかという点を確認することが、重大な事故を未然に防ぐための第一歩です。信頼できる介護用品メーカーが提供するモデルを選び、滑り止めの性能やフィット性など、複数の視点から総合的に評価することが求められます。

 

脱ぎ履きのしやすさと自立支援の関係

 

高齢者にとって「自分で靴を履ける」ことは、単なる動作以上の意味を持ちます。それは自己肯定感の回復であり、自立した生活を維持するための大きな一歩です。リハビリ靴にマジックテープが採用されている最大の理由は、こうした自立支援の観点から設計されているからに他なりません。

 

実際に、脳梗塞後の片麻痺のリハビリを行っている患者では、両手での操作が難しいケースが多く見られます。マジックテープなら、片手で開閉操作ができ、力加減の調整もしやすいため、サポートなしでも着脱可能なケースが多数あります。これにより、リハビリ施設では、患者本人が自ら靴を履く練習が日課として取り入れられており、着脱のたびに達成感を味わうことで、回復意欲の向上に繋がっているのです。

 

また、家庭内での介護でも、着脱補助にかかる時間や労力が削減され、介護者の負担軽減にもつながっています。特に朝夕の支度の際、靴ひもを結ぶ煩雑さがないことで、支援が必要な時間が短縮されるという利点があります。これは、施設だけでなく在宅介護の場面でも大きなメリットであり、介護靴の普及において見逃せないポイントです。

 

マジックテープによる調整機能は、むくみや装具との併用にも適しており、午前と午後で足のサイズが変化する方でも、ワンタッチでフィット感を変えることができます。

 

マジックテープ使用のリハビリ靴の選び方

高齢者が日常的に使用するリハビリ靴には、見た目以上に多くの配慮が必要です。その中でも特に重要視されるのが「足幅」「サイズ調整」「むくみ対応」の三要素です。高齢者の多くは下肢の血流低下や筋力の低下によって、足がむくみやすくなります。朝と夕方で足のサイズが1センチ近く変わることもあり、固定的なサイズ設計の靴では負担や圧迫感を感じやすくなります。

 

マジックテープ付きのリハビリシューズは、この問題に対して有効な解決策です。面ファスナーによって甲部分を柔軟に調整でき、むくみに合わせたフィット感を得やすくなっています。とくに足幅が広くなる傾向にある高齢者には、ワイド設計の靴が推奨されており、外反母趾や装具使用にも対応できるデザインが多くの支持を集めています。

 

加えて、開口部の大きさや履き口の形状にも注目することが大切です。リハビリ靴の多くは甲部分が大きく開き、足を滑り込ませるだけで装着可能なものもあります。

 

また、マジックテープの幅や固定力も選定基準の一つとなります。安価なものではマジックテープの面積が小さく、着用中に緩みやすい場合もあります。実際の使用頻度や足の動きに合わせて、面ファスナーの構造をしっかりと確認することが重要です。

 

足幅とむくみへの対応は、ただの履き心地だけでなく「転倒予防」「歩行の安定性」「自立度の向上」に直結する非常に重要な要素です。

 

滑り止め・通気性・耐久性の比較でわかる素材の違い

 

リハビリ靴の快適性と安全性を左右する要素のひとつが「素材」です。素材選びは見落とされがちですが、実際の生活動作やリハビリ時の環境によって、その良し悪しが明確に現れます。特に滑り止め性能、通気性、耐久性の3点に注目して選ぶことが重要です。

 

まず滑り止め性能についてですが、フローリングやタイル床での滑りやすさを軽減するために、靴底にはゴム系の滑り止め加工が必要です。リハビリ用のマジックテープ靴では、独自のパターン加工を施したソールや、面積を広く取った接地面により、高いグリップ力を実現している商品が多くあります。

 

次に通気性ですが、高齢者は汗をかきやすい反面、汗を放出しづらいという身体的特徴があります。通気性が悪い素材を使うと、靴内部が蒸れて菌が繁殖し、皮膚トラブルや不快感の原因となることがあります。これを防ぐため、メッシュ素材が多く使用されており、春夏向けには通気性を高めた構造、秋冬向けには保温性を高めた合皮やフリース素材が用いられています。

 

季節別・症状別の素材の違いを比較

 

特徴 メッシュ素材 合皮素材
通気性 高い(夏場向け) 低め(保温性あり)
耐久性 やや低い 高い
洗濯可能性 多くは水洗い可 一部対応不可
デザイン性 スポーティー フォーマル調
滑り止め対応 ソール依存 ソール+素材一体型

 

滑り止め性能が高く、かつ通気性に優れたメッシュタイプと、冬場に適した合皮・保温素材との選択は、利用者の生活環境によって大きく異なります。天候や施設の床材に合わせた選定が、長く快適に使用するための鍵になります。

 

マジックテープのついたリハビリ靴の男女別の設計

レディース向けデザインと機能性のバランス

 

高齢女性の介護靴選びでは、見た目の華やかさと機能性の両立が求められます。

 

まず注目すべきは「足幅」に対応したワイド設計のモデルです。むくみや外反母趾に悩む女性利用者も多く、幅広い対応でかつ「調整可能な面ファスナー(マジックテープ)」を搭載したタイプが人気です。特に足先や甲の高さに柔軟にフィットする構造であれば、一日中の着用も快適に保てます。

 

次に、履き心地を左右するインソールやソール部分の性能も重要です。女性の場合、筋力の低下や骨粗しょう症によって歩行の安定性が落ちやすいため、「かかとのホールド性」と「つま先の屈曲性」に優れたリハビリシューズが推奨されます。滑り止め付きでソールに反発力を備えたものは、転倒リスクの軽減にもつながります。

 

また「デザイン性」も無視できません。特におしゃれに敏感なシニア女性には、「レディースマジックテープ厚底スニーカー」「花柄入りの軽量モデル」などが支持されています。こうしたモデルでは、カラー展開が豊富で「ブラック」「ピンク」「ベージュ」など好みに合わせた選択が可能です。

 

最終的に選ぶ際には、着用シーン(室内用か外出用か)や使用者の体調、筋力の有無なども考慮し、自分に合った一足を丁寧に選ぶことが大切です。

 

メンズ向け着用しやすさと頑丈さを兼ね備えた機能的な一足

 

男性の介護靴選びで重視されるのは、何よりも「頑丈さ」と「着脱のしやすさ」です。特に足幅が広い傾向がある男性にとっては、標準サイズでは対応しきれないことが多いため、「足幅4E以上」「甲高設計」などの機能が不可欠です。また、外出用途では耐久性と歩行の安定性も重視されます。

 

次に「滑り止め」性能が高いソールと、反発性のあるクッション素材が採用されているかが大切です。男性は女性よりも体重が重いケースが多く、足への負担を分散する構造が歩行の安定につながります。とくに雨天や凍結路面を考慮した「防滑ソール」は必須といえます。

 

さらに、介護靴の「耐久性」も重要な判断基準です。高齢男性が外出やリハビリに使用する場合、「500km以上の歩行に耐える素材」や「防水・防汚加工された合成皮革」など、長期間の使用に耐えられる工夫が施された製品が望ましいです。

 

マジックテープ付きのリハビリ靴の手入れと買い替え時

マジックテープの劣化を防ぐ正しいケア方法と保管術

 

マジックテープの性能を維持するためには、定期的な清掃が重要です。以下の手順で行うことをおすすめします。

 

  1. ホコリや糸くずの除去:ピンセットや細いブラシを使用して、フック部分に絡まった異物を取り除きます。これにより、粘着力の低下を防げます。
  2. 表面の清掃:柔らかいブラシや布で、マジックテープ全体を優しくブラッシングし、汚れを落とします。
  3. 湿気の除去:使用後は、風通しの良い場所で陰干しし、湿気を取り除きます。これにより、カビの発生を防げます。

 

保管方法の工夫

 

適切な保管は、マジックテープの劣化防止に寄与します。

 

  • 通気性の確保:靴箱や収納ケースには除湿剤を入れ、湿気の多い場所を避けて保管します。
  • 型崩れ防止:シューキーパーや丸めた新聞紙を靴の中に入れ、形状を維持します。
  • マジックテープの保護:使用しない際は、マジックテープ同士が接触しないようにし、ホコリの付着を防ぎます。

 

これらのケアと保管方法を実践することで、リハビリ靴のマジックテープの寿命を延ばし、快適な使用感を維持できます。

 

買い替え時期の目安と長持ちさせるコツ

 

リハビリ靴のマジックテープの寿命や買い替え時期は、使用頻度や環境条件によって異なります。以下に、一般的な目安と長持ちさせるためのポイントを示します。

 

使用頻度 買い替えの目安
毎日使用 約6ヶ月から1年
週数回使用 約1年から2年
月数回使用 約2年から3年

 

これらはあくまで目安であり、マジックテープの粘着力が低下したり、靴全体の劣化が見られた場合は、早めの買い替えを検討することが重要です。

 

長持ちさせるコツ

 

  • 定期的な清掃:前述の清掃方法を定期的に行い、マジックテープの性能を維持します。
  • 適切な保管:湿気や直射日光を避け、通気性の良い場所で保管します。
  • 使用後のケア:使用後は、靴を乾燥させ、マジックテープ部分を閉じて保管します。
  • 予備の用意:同じモデルの靴を複数用意し、交互に使用することで、個々の靴の使用頻度を減らし、寿命を延ばすことができます。

 

これらのポイントを実践することで、リハビリ靴のマジックテープの寿命を延ばし、快適な使用感を長期間維持することが可能です。

 

まとめ

リハビリ用の靴に採用されているマジックテープは、脱ぎ履きのしやすさや歩行時の固定力を高める重要な機能を担っています。しかし、使用頻度が高いほど粘着力が低下しやすいです。特に介護現場や自宅での日常使用が続くと、固定力が弱まり、転倒やズレの原因になるため注意が必要です。

 

こうしたトラブルを防ぐには、正しいメンテナンスと保管が欠かせません。面ファスナーに付着したホコリや毛羽を定期的に取り除き、着用後は通気性の良い場所で乾燥させることで、寿命を 延ばすことも可能です。また、マジックテープが劣化した場合には、補修パーツの提供や修理対応を行っているメーカーもあるため、買い替える前に一度問い合わせてみるのも得策です。

 

それでも交換が必要になった場合は、使用期間・頻度に応じた買い替え計画を立てることが肝心です。たとえば週5日以上使用する場合は、 1年に1足 を目安に見直すと、トータルでの転倒リスク軽減や歩行の安定性が維持しやすくなります。シューズ自体の価格帯を考慮しても、定期的な見直しが長期的なコスト削減にもつながります。

 

リハビリ靴は単なる履物ではなく、歩行をサポートする重要な介護用品の一部です。だからこそ、マジックテープの状態を軽視せず、こまめな確認と手入れを習慣化しましょう。正しい知識と工夫が、日々の快適さと安全性を大きく変える第一歩となります。

 

片麻痺のリハビリをサポートするパワーアシストシリーズ - 株式会社エルエーピー

株式会社エルエーピーは、脳梗塞や事故などによる片麻痺の後遺症を持つ方々の自宅でのリハビリをサポートするため、パワーアシストシリーズを開発・提供しております。このシリーズは、空気圧を利用して麻痺した手指や足首、手首の関節をやさしく動かし、リハビリ訓練を補助するロボットです。自宅で簡単に使用でき、継続的なリハビリを可能にします。製品ラインナップには、手指用の「パワーアシストハンド」、足首用の「パワーアシストレッグ」、手首用の「パワーアシストリスト」があり、各部位のリハビリに対応しています。これらのリハビリ補助ロボットを通じて、皆様の機能回復と生活の質の向上に貢献いたします。

株式会社エルエーピー
株式会社エルエーピー
住所〒243-0212神奈川県厚木市及川2-1-40
電話046-204-9343

よくある質問

Q.リハビリ靴のマジックテープはどれくらいで劣化しますか?
A.使用頻度や保管環境に左右されますが、週に5日以上着用する場合は半年から1年程度で粘着力の低下が目立ち始めることが多いです。特にホコリや繊維くずが付着しやすい高齢者施設や家庭環境では、月1回以上のブラッシング清掃が推奨されます。長く使い続けるには、使用後の通気保管と清掃を習慣づけることが重要です。

 

Q.むくみや足の変形がある場合、マジックテープタイプの靴でも対応できますか?
A.ワイド設計や伸縮素材、アッパーの開口部が広いタイプを選ぶことで、むくみや装具装着時でもフィットしやすくなります。特に3E〜5Eまで幅が調整できるモデルや、全面開放ができる設計のリハビリ靴は、足のサイズ変化に対応しやすく、医療現場でも好まれています。こうした機能性を備えた商品は、購入時に「対応足囲」や「調整機能」の有無を確認することが大切です。

 

会社概要

会社名・・・株式会社エルエーピー
所在地・・・〒243-0212 神奈川県厚木市及川2-1-40
電話番号・・・046-204-9343

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